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林田明大先生のご紹介

林田明大(作家・陽明学研究家)
1952年長崎県生まれ。王陽明の思想と、日本の禅、ゲーテやR・シュタイナーらの思想とを比較融合させた独自の視点による研究で知られる。主な著書に『真説 陽明学入門』『イヤな「仕事」もニッコリやれる陽明学』など。

陽明学は東洋思想の華



「根は仏教、茎は朱子学、華は陽明学。陽明学は東洋思想の華」と言われる「陽明学」は、中国の明の時代に活躍した王陽明が唱えた明王朝を代表する学問です。江戸時代初期の日本に中江藤樹によって広められ、世界が称賛する江戸の大衆文化や日本人の高い民度へと繋がったと言われており、幕末維新期に日本の近代化の原動力となっています。中江藤樹の生涯と「日本陽明学」の教えから日本人らしい生き方や働き方に対する心と行動のあり方を学ぶことができます。

代表的著作

【評伝】中江藤樹

 

中江藤樹は、日本初の私塾を開き、女性にも学問を勧めました。それも、江戸や大坂といった大都市にではなく、琵琶湖の北の寒村にその身を置いて、身分の区別なく塾生を受け入れました。江戸時代前期、藤樹を開祖とする「日本陽明学」はすごい勢いで日本人に広まっていきます。藤樹亡き後、門人たちは日本各地に散らばって、藤樹の教えとともに陽明学を広めました。幕末維新期には日本の近代化の原動力となったことも、特筆に価するでしょう。その他の偉人賢人たちとは、影響力の大きさがまるで違うのです。

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真説「陽明学」入門 - 黄金の国の人間学

 

陽明学とは、より良く生きて行くための修行法や心構えをシンプルに説いた人間学。逆境の時代のたびに読み直されてきた「東洋思想の華」、日本人のための「実践哲学」の真髄が、今よみがえる。94年刊のロングセラーが新装版となって復活!


『陽明学と忠臣蔵』(徳間書店)・『志士の流儀』(教育評論社)

『山田方谷の思想を巡って、陽明学左派入門』(明徳出版社)

『イヤな「仕事」もニッコリやれる陽明学』・『財務の教科書』

『財政の巨人」山田方谷の原動力』

『「江戸しぐさ」完全理解』『少年少女のための「江戸しぐさ」』
(いずれも越川禮子との共著/三五館)がある。

その他の主な著書

 

青年们,读王阳明吧 (若者たちよ、王陽明を読もう)

 

中国王手の出版社で、稲盛和夫氏の「活き方」の中国語版の出版も手がけている東方出版社から出版された『真説「陽明学」入門-黄金の国の人間学』の中国語版。三部構成となっている原著(日本版)の第一部「王陽明の生涯」と第二部「陽明学の思想」が翻訳されています。

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